|公演情報
『詩のしの詩』明治生まれの山形の農業詩人、真壁仁の詩を随所にちりばめ、現代日本の農業問題を問いかけた作品。都会の住宅街にある小さな畑を借り、土日農業をする風花徹子(片桐はいり)、久保夫妻(深沢敦・渡辺えり子)。そこで有機農法について三人に丁寧に説明する畑の持ち主、二宮(篠井英介)。中にひとつだけキンセンカが植えられた畑がある。それは10年前の結婚式の日、徹子の婚約者・石川(篠井)を奪い、結婚資金をも奪って逃げた徹子の腹違いの妹・清美(寺島しのぶ)が借りている畑だった。10年ぶりに再会した二人。かわいがっていた清美がなぜ徹子の婚約者を奪ったのか・・・。彼らが畑を耕す理由とは?時空を越えて、現実と幻想が入り混じり、無言劇や歌やダンスを交え、それぞれの傷を負った過去が明らかになっていく。そして、その一部始終をカラス達は見ていた。宇宙堂初の地方公演も果たした、大スペクタクル音楽劇。
作 | 渡辺えり |
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演出 | 渡辺えり |
キャスト | 片桐はいり 篠井英介 寺島しのぶ 深沢敦 渡辺えり子 土屋良太 矢澤庸 |
スタッフ | 美術------加藤ちか 作曲・演奏-近藤達郎 振付------川崎悦子 照明------宮崎和夫 音響------原島正治 スタイリスト-矢野恵美子 衣装------山本安規子 舞台監督--榎木太郎 演出部----石井みほ 大内史子 演出助手--嶽元あゆ美 制作助手--佐藤晴美 写真------関口照生 宣伝美術--森崎偏陸 制作協力--中村文重 (有)ビコーズ 制作------宇宙堂 |