|公演情報
『りぼん』戦時中赤線を超え行方不明になった弟をもつすみれ(北村岳子)、幼少時、自分を捨てた母に胸の皮膚部分に水色の長いりぼんを直接縫い付けられたりぼん(坂本岳大)、結婚式当日に不慮の事故で夫を亡くしてしまった百合子(高谷あゆみ)、戦後無理矢理娼婦として働かされ、シベリアに戦後まで抑留され17年振りに帰国した夫に愛娘を絞め殺された春子(木野花)、その愛娘の死体のお腹から産まれた潤一(土屋良太)。学生時代身分違いの恋の為に引き離されてしまった春子の義母夏江(渡辺えり子) ―――
東京オリンピックがあった昭和39年横浜、関東大震災当日大正12年の浅草、昭和49年月夜の中の青山車庫と昼下がりの同潤会アパート、バブル絶頂の昭和60年神津島海水浴場、昭和が終わった当日昭和64年の池袋、平成15年同潤会アパートが取り壊される日など、様々な時を超え、空間を超えても『積もる心は乾かない』。
時代・環境に翻弄されながらも心の奥深くにある様々な〈想い〉と〈記憶〉。一生懸命必死で生き抜く登場人物達の心に希望・未来への強い想いのこもったそれぞれの《水色のりぼん》がそれぞれのエピソードを紡ぎ、バンドネオン・ピアノ・ギターの生演奏の中、歌や踊りを交え、一つの物語と繋がっていく。
――嗚呼、歌え恋歌を、明日は嬉しいことばかり――
東京オリンピックがあった昭和39年横浜、関東大震災当日大正12年の浅草、昭和49年月夜の中の青山車庫と昼下がりの同潤会アパート、バブル絶頂の昭和60年神津島海水浴場、昭和が終わった当日昭和64年の池袋、平成15年同潤会アパートが取り壊される日など、様々な時を超え、空間を超えても『積もる心は乾かない』。
時代・環境に翻弄されながらも心の奥深くにある様々な〈想い〉と〈記憶〉。一生懸命必死で生き抜く登場人物達の心に希望・未来への強い想いのこもったそれぞれの《水色のりぼん》がそれぞれのエピソードを紡ぎ、バンドネオン・ピアノ・ギターの生演奏の中、歌や踊りを交え、一つの物語と繋がっていく。
――嗚呼、歌え恋歌を、明日は嬉しいことばかり――
作 | 渡辺えり |
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演出 | 渡辺えり |
キャスト | 木野花 田根楽子 北原雅樹 観世葉子 北村岳子 高谷あゆみ 坂本岳大 土屋良太 杉嶋美智子 近藤達郎 川波幸恵 小崎友里衣 矢沢庸 渡辺えり子 坂本仁美 奥山隆 野笹由紀子 秦慎二郎 木村絵里 吉田裕貴 落合哲郎 佐々木耕平 多賀健祐 藤澤太郎 岩城淳也 梅原晶太 木嶋久実 熊倉一美 柴田寛子 田辺愛美 谷口幸穂 |
スタッフ | 作曲・演奏:近藤達郎 振付:菅原鷹志 美術・衣装・小道具デザイン:加藤ちか 照明:宮野和夫 音響:原島正治 ヘアメイク:馮啓考 歌唱指導:深沢敦 演出助手:河合範子 舞台監督:榎太郎 宣伝美術:JOYS 企画・製作:(有)おふぃす3○○ |