「へぇー」 「へぇー」 「へぇー」 : ここは、まるでどこかの泉。みんなものすごい勢いでうなずいている。菅原先生のダ ンスレッスンは、毎週驚きと発見でいっぱいだ。 「足の指に力が入っていると、ももの前の部分が太くなってしまう」「へぇー」… 「きちんと足先の方向に膝をまげれば、プリエするだけで一緒にアキレス腱も伸ばせる」 「へぇー」… 「○○○○の5足1000円の靴下は、すぐ脱げてしまう」「へぇー」… 今日も筋トレ時、老人の体のつくりについて筋肉の衰えという点からお話してくださった。 これまた泉はあふれかえった。 さて、後半の振り付けの時間。今日から新しい振りに変わった。ちょっとした技術が必要 になり、みんな悪戦苦闘。菅原先生は「今日休んだ人は大変だな」という言葉を残して お帰りになった。 宇宙堂団員 熊倉一美
晴れです。ダンスです。今日は本当にいい天気です。セーターを着込んで歩いている とうっすら汗ばんでくるほどです。さて、タンゴの振り付けも何回かこなしていくう ちにようやくフリだけは頭に入ってきました。しかし皆の踊りを見ていた先生は「コ シのないそばみたいだな。」と一言。つまり動きがブツブツに切れていてまるでロボッ トみたいということです。振りはそのひとつひとつで完結している訳ではなく全てが 連動しており、その流れが大切だということ。その流れに沿っていけば自然と右手が 左手が出る、といったように振りはできているということ。とても理にかなっている 訳です。そして大切なのはその動きをするのではなくて、例えば足を前に出すのなら 「足を出す」というカタチではなく「前に進みたい」というハートを感じるというこ と。身体を移動させるのではなくハートのエネルギーを動かすということ。 imagine 想像しなさい、なぜあなたはそうするのか。ということなんですね。どん なに精緻の限りをつくした仏像でも魂を入れなければ未完成です。芸の道は果てしな く、砂の粒で巨大な壁画を描くような気分で途方にくれますが、今日はとても有り難 い教えを頂いた気分になりました。帰りにマイケルジャクソンのCDを借りて(ステッ プの練習の時の音楽がノリノリで楽しかったので)部屋でダンシーな気分に浸りまし た。良い一日でした。 宇宙堂団員 柴田寛子
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