2004-2-24 (火)  

本日のテーマ「土踏まず」‥足の裏のくぼんだ所

この土踏まずを床から浮かすのがポイントだそうだ。

しかし、このくぼんだ所がほとんどない人もいる。

劇団員の中にもそういう人はいて、最近この稽古場日記ではおなじみの

U原くんもその一人である。先生に扁平足を指摘され、必死にもがいていた。

さて、後半の振り付け。2週間ほど前からやっているものを極めるということになった。

3・4人ずつの少人数で踊ってみる。何かが伝わってくるチーム、

必死さだけが伝わってくるチーム、いろいろあるが、

たまたま体の大きな人が集まったチームは体を動かすだけでインパクトがある。

まぁ、よくない部分も大きく伝わってしまうのだが…
 


宇宙堂団員 熊倉 一美

 

2004-2-18 (水)    

晴れわたる青空、二月とは思えないポカポカ日和。

今日も駒沢公園には、不思議なリズムがこだまする!!

アオイバラに向けての楽器練習中、一番興味深いのはみんなの表情です。

素なのか、演技なのか、その中間にあるような真剣なまなざし。

険しい眉間。半分空いた口。リズムを刻むのに懸命で、

集中のあまり心が宇宙に飛んでいるような顔をしています。

あっ、でも次のメニュー、ダンスの時の方がそれは顕著かもしれない。

ヒップホップの技術はなくともハートで踊ろうと役者の我々は思うのですが、

しかし振付をたどっていくうちに、顔が、顔が、顔が。

しかし、今日一番おかしかったことは。

最近劇団内でよくおじいちゃんと呼ばれる梅原くんは、

今日、ダンスの先生にまでもおじいちゃんと呼ばれてしまいました。

そして熊倉さんが一言。「第三者から見ても、おじいちゃんなんだね。」
 


宇宙堂団員 田辺 愛美

 

2004-2-17 (火)  

今日はダンスの稽古である。

ストレッチをしている間中、「ばななあし〜!!」

ほとんどの女子が菅原先生に声を掛けられる。

しかも、先生は足に向かって言っている。爪先をのばしてポイントにしようとすると、

足がなぜか内股になり「バナナ」のようになってしまうのだ。

菅原先生は何度も何度も、私たちの足に向かって「ばななあし〜!」と言い続ける。

あっ、また言われてしまった…。やはり、頭で思うようになかなか体は動いてくれないのだ。

後半、先日行なわれた2004年宇宙堂オーディションの課題でやった振り付けと

同じものを練習する。「まわりとの一体感を感じて!撃たれた気持ちで!」と

イメージを言われる。菅原先生が教えてくださっているダンスはイメージなのだ。

いくら下手でも、なかなか体が動かなくても、

先生が言ってくれたイメージを強く思い体を動かすと、みんなの動きが断然よくなる。

いつも教えてもらってからではなく、自分からイメージして動けるように早くなりたい。

「下手だってイメージして動くんだよ。君たちが他の人と違うところはそこなんだから。

後は僕がなんとかします。」菅原先生の言葉に劇団員が涙をかみしめた日だった。
 


宇宙堂団員 木村 真弓

 

2004-2-12 (木)  

今日も昨日に引き続き、駒沢公園での打楽器練習。昨日、急な発熱のため休んだ
私は、一日の遅れを取り戻そうと、待ち合わせの時間より30分も早く駒沢大学前の改
札前に到着。それも泣く子も黙る、眉なしノーメイク&マスクで。あんまりにも早
かったので、地上に上がりコンビニをウロウロ。15分前になったので改札に行く
と、そこには頭一個飛び出たノッポの多賀君。話相手が出来たので立ち話をしていた
が、さすがにきつく、改札前の柱にヤンキー座りの状態でほかのメンバーを待つこと
に。すると谷口がやってきて一言、「坂本さん、マジこわいっす。」・・・あたし、
そんなにコワイ??
そのあと土屋さん、奥山君、そしてダンボールと大きな買い物袋を持った近藤さんも
到着。「使わない鍋がいくつかあったから持って来ました。ダンボールもおもしろい
かなと思って持って来たんです。」鍋類が楽器としてあんまり集まってなかったの
で、これにはみんな大感謝!ありがとうございます!近藤さん!
 近藤さんの午後の予定が変わった関係で、ランニング→打楽器から打楽器→ランニ
ングに変更。早速、駒沢公園に大荷物集団の大移動開始。普通の人にはどう見えてる
のかな?と思いつつ、昨日稽古したという場所に到着。暖かい日差しの中、まずはバ
チになりそうな枝拾いから。そして近藤さんから新しい楽譜を戴いた。そこにはなに
やら不思議な象形文字が・・・。「楽譜です」・・・マジ??!近藤氏曰く、長唄な
どに用いられる音符(といっていいのだろうか)なんだそうだ。『チリカラ2』とか
かれたその楽譜で二班に分かれて昨日と同じように(昨日の日記参照)練習開始!ワ
ンフレーズずつ何度か練習した後、続けてチリカラスットンスットントン♪
・・・すっごい楽しい!!!!!!
何回も繰り返していくうちにリズムもどんどん合っていき、熱が入り、結果、戴いた
ばかりの元・近藤さんちの鍋は怪力・多賀の手によってベッコベコの変形金属になっ
てしまった。
   私 「それ、変形してない?」
   多賀 「俺じゃないっす!」
   近藤さん「いや、今のでなりました・・・。」(←ちょっと悲しげな笑みを浮
かべて)
・・・いや、どう考えたってお前だ、多賀君。鍋底の凹みは君の持っているバチと符
号するのが何よりの証拠だ。
その後の元・近藤家鍋はというと、小道具チーフ奥山君の鍋職人ばりの鮮やかなメン
テナンスによて復帰された。
そのくらい、楽しいのです。音楽サイコーッ!自然ダイスキーッ!
・・・おかげで公園管理の警備のおじさんに警告された。
それからの稽古は鍋を手で叩いたり(これがまたとても悲しい音)、口で「ちゃッ」
という擬音でリズムを刻み(これは楽しかったけど)、さっきまでのソウルフルな感
動は半減し、だだっぴろい駒沢公園でとってもちっちゃいことをやってる、なんだか
とても暗くておかしい集団になってしまったのは言うまでもない。

 
次はダンスレッスン。
今日は菅原先生のジャズの日。
車で来ていた吉田君の運転で、まずは稽古場に楽器を下ろして、そのまま会場まで直
行。劇団の新人オーディションを2日後に迎え、今日はストレッチの後オーディショ
ンで行うダンスの振りつけをした。毎回おもしろい振り付けをしてくださる先生は、
曲のイメージだけで瞬く間に振りを完成させた。曲の途中にマシンガンの音のような
ものが入っていたので、銃を構えるポーズを入れた。それがみんなには楽しくてつい
つい遊んでしまった。そこに先生の一喝!「お前ら全員失格!!!」今までのぬるい
空気が一瞬にして張り詰めた。
遊んだことを怒ったのではない。振りを完璧にしようと形にとらわれていたことに
怒ったのだ。先生は常日頃言う。「お前たちはダンサーじゃない。完璧になんか踊れ
ないのはわかってる。お前たちは役者なんだから、役者としてのダンスをしろ」。ダ
ンスのプロじゃない。技術がないのもわかってる。じゃ、ダンスで私たちが見せられ
るものは?
それは表現力。
へたくそなのは百も承知。何が見たいのか。それは与えられた課題に対してどう想像
し、表現するか、それはえり子さんも常日頃言う言葉だ。与えた側の意図を汲み取
り、自分というフィルターにかけたところを見せなくてはならない。
役者のダンスは表現力で補えばいいのだ。
一喝されたあと、みんなのダンスが変わった。加えてみんなで息をあわせるというこ
とも気にかけるようになった。『演劇集団のダンス』を少しずつだが理解してきてい
た。

芝居は一人では作れない。一人芝居でも一人ではない。たくさんの人たちに支えら
れ、作り上げるものである。
4年目にして少しずつ集団の楽しさがわかってきた。
だから演劇を続けるんだろうな〜。


風邪っぴきだったけど、なんだかとても充実した一日でした。


 

宇宙堂団員 坂本 ひとみ

 

2004-2-11 (水)   

本日も午後から打楽器の練習、夕方からヒップホップのレッスンでした。

打楽器の練習を駒沢公園で行ったのですが、地図の読めない男、梅原君はやってくれた!

途中で道に迷い、親切な散歩中のおじいさんに道を聞くことに。

「分かりやすい道だから迷う方が難しいんだけどね・・・」とのお言葉。

分かりやすい道さえラビリンスにしてしまう男、梅原!凄いぞ!

そしておじいさんに誘導され何とか公園に到着。

はじめに軽くストレッチを行い、30分走りました。個人にバラツキはあるものの

4.5km〜6.5kmくらいを走りました。皆いい汗かいてます。田辺さんは半ソデでも暑いとの事。

見てるこっちが寒いと思っても本人は平気顔。冬でもスカートに生足で鍛えたからか?

そして舞台音楽でお馴染み、近藤達郎さんにお越しいただいての打楽器練習。

譜面を全員分用意していただいて「チリカラ拍子」「ケチャもどき」というものをやりました。

   チリ  チリ  スト   スッ  スッ  ス ス スッ
     カラ  ポポ  スト   トン   トン   ト  ト  トン

大小2チームに分かれて交互に敲いていくのですが、「ストスト」のところでバラつきが出たり

最初は苦戦しましたが、何とか最後に近藤さんに「うまいですね!」と言われました。

その後「ケチャもどき」をやりました。

1 タ●●タ●●タ●●タ●●タ●●●

2 タ●タ●●タ●●タ●●タ●●タ●

3 タ●●●タ●●タ●●タ●●タ●●

3グループに分かれて「タ」の所を打つのですが、こちらもかなり苦戦しました。

木村絵里さんも鼻水をキラリと輝かせながら必死でリズムを覚えていました。

こちらはまだまだ練習が必要ですが、ピッタリ合うとタタタタと綺麗に連続して聞こえるので

大変面白かったです。

その後ヒップホップのレッスンです。 本日は筋トレを重点的に行っていただきました。

先週我々の体力の無さを痛感させられたのを先生も勿論分かっていたのだと思います。

今までやった事のない腹筋の仕方を教えていただきました。下の腹筋を鍛える方法です。

普段腹筋するとモリッとお腹が膨らんでしまうのですが、先生はリラックス状態で行うので

お腹が膨らまず、スーッと起き上がれるのです。イリュージョン!?

「最初は出来なくて当たり前。でもやってる内に絶対出来るようになるから」

この先生の言葉を信じ、この腹筋をマスターし、ヒップホップもマスターし、

ゆくゆくはダンスマスターとして名を馳せれるよう頑張るのみです。
 

宇宙堂団員 谷口 幸穂

   

 

2004-2-4 (水)    

<打楽器の練習>

打楽器集めはなかなかおもしろい。

道を歩きながら周りに目をやっていると 不信な人物に見えるようだ !!

そうやって集まった打楽器達は思いの他 心地良い音色を持っていた 。

音階探しは難航したが なんとか決まっていった。

しかし低い ドがみつからない。みんな探してくれ。

谷口はなかなかリズム感がいいようだ。 だが 辿り着くのはサンバのリズム 。

ここで忘れてはならない人は岩城 順也 。

こんなに生き生きした彼を見るのは初めてだ!! 誰よりもうれしそうだった。

多賀君は どこか 違う世界に独り旅に出てしまったようだ。 そっちの世界はど〜だ〜い?

稽古はとても楽しかった。人が集まって一緒にたたくのは とても気持ちがいいのだ。

 

<ヒップホップ>

あ〜気持ち〜

こんなに汗をかいたのはみんな久しぶりの感触だったのでは!!

みんなとてもいい顔してたぜ!

木村さんガンバレ

梅原とにかくノロっ

多賀っ カンフーじゃないんだぞ

谷口 またサンバかよ おいっ

内野さん 友寄さん 土屋さん おつかれさまでした。

みんなのやる気には先生もビックリ

必ずや人様に見せられるようになると信じて楽しもう !!
 

 

宇宙堂団員 吉田 裕貴

 

 

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