2004-4-11 (日)  

今日は、稽古場に足場を組み、本番で使う劇場と同じサイズにして、稽古に挑んだ。

う〜む、狭い…。いやいや、このサイズでも客演の方々と宇宙堂の皆の手にかかれば、

大きな空間が出来上がるんだ!!

えり子さんの創る戯曲はとても奥深くておもしろい!

しかし、えり子さんから台本の解釈を聞いて、自分の読みの浅いことに気付かされた…。

落胆しているヒマはない。日々、勉強なのだぁ!

本番まで、あと2週間をきった。どんな初日を迎えるのか、今からワクワクしている。

宇宙堂団員 加藤 記生

 

2004-4-9 (金)   

ようやく春らしい暖かい日々になってきました。

私は先日まんまと風邪をひいてしまい、今や見事なオカマ声。ああ情けない…。

今日はえり子さんに、みんなで作ったダンスを見ていただきました。

劇団員と客演の方々含めた全員を四つのグループに分け、

菅原先生につけていただいた振りにヒップホップと大駱駝艦を

自由に組み合わせて(!)ダンスを作り、

その後二グループの踊りを同時にやってみたものがひとつ。

そして同じく四グループでそれぞれ『水と木』をテーマに作った踊りを、

後日菅原先生にひとつにまとめていただいたもの。

ある意味偶然の産物なのでかなりシュールです。

別々に作ったものを同時にやって思わぬ効果が生まれ、わたしちょっと感動。

果たして今回の芝居に取り入れていただけるでしょうか?

あと10日で小屋入りです。スタミナつけねば!

宇宙堂団員 東澤 有香

 

2004-4-8 (木)  

今日は今まで体調を崩してた人も復活し全員参加の稽古となりました。

一部まだ決まってない役のオーディションをやりました。

それぞれの想いを胸にオーディションに臨みましたが、

えり子さんの台本は奥が深くなかなかその役を表現することができませんでした。

今日の時点で発表はなかったので誰がやることになるのかとても楽しみです。

本番まであと二週間。

精神的にも体力的にもますます大変になってきますが、

自己管理をしっかりして万全の状態で初日の幕があがるよう頑張りたいです。

宇宙堂団員 川崎 侑芽子

 

2004-4-7 (水)  

稽古も順調に進んでいますが、今回は!
僕らが今、稽古場として使わせて頂いているベ○サン○ットについて述べたい。

経営されているのは、創業明治8年!「糸を、反物を、そして人をも染める」が
キャッチコピーの染屋の老舗!紅○!
時の4代目社長、A氏により1983年松竹と提携し本社工場跡を改築、
戦災で焼失した「寿座」以来江東区内に久しく絶えていた 演劇文化の灯を……
という演劇人と地元の人々の夢を現実のものとしてオープンした劇場です。
僕らはそちらのスタジオで今まさに、稽古をさせて頂いてます。

20年の歳月の中、いろいろな名俳優!名ダンサー!を育ててきたスタジオ…。
今まで舞台の稽古場といえば、もっぱら区民センターオンリーの僕にとって、
これは一大事。最高だー!なんか出来る男になった気分だぜー!と                      
叫びたい心を喜びと共に噛みしめる毎日。
魔法をかけられて舞踏会に参加したシンデレラの気分だ。

んが、しかし!
刺さる!
床の木屑達が!
手、足、尻、ところかまわず容赦なく刺してくるのだ!
木の床が20年の年月を経て、こすられ、削られ、いい感じになってしまっている。
いい感じすぎる故に、座ったり転がったりする度毎に、
彼らはプスップスッと僕らに刺さってくるのです。
僕は最初、これは稽古場が未熟な僕に気合を入れる為
プスプス刺してるのかと考えました。
だから刺さる度、ダメ出しを受けているような謙虚な気持ちで、ありがとうございます!と
心で言いながらこれを受け入れプスプスされていました。
しかし最近、よく見ると先輩たちも意外とプスプスやられていて、
特に大先輩の土屋さんが結構、プスりとやられてる気がします。
ダメ出しじゃないなら何故僕らを刺すんだ?!
僕はいいが、せめて先輩を刺すのはやめてくれ!
でもきっと、この稽古場を使った数々の名俳優、名ダンサーも
「痛てっ!」とか言いながらプスプスやられていたんだろう。なんかそう考えると光栄だ。
こんな僕でよかったらどうぞプスプスやってくれ!
これからの10日余りの稽古期間、
それが終われば刺されたくても刺してもらえない日々が始まる。

ならば今!思う存分刺されたい!
というか、思う存分稽古に励みたい!

宇宙堂団員 和田 広記

 

2004-4-6 (火)   

稽古場に振り付けの菅原先生が入りました。

まず、これまで劇団員が創った創作ダンスをみてもらいました。

ダンスと言うよりも無言劇…僕はそう思います。それを踊りにする作業から始まりました。

テーマは『水と木』のイメージです。抽象的表現は伝わるか伝わらないかの

ギリギリのラインでの試行錯誤。説明的にしては詰まらないし、伝わらなくては意味がない。

本当に難しいところです。それが踊りとなれば技術はさほどないので、まず意識。

芝居で観せる事を改めて感じました。今日は、その上でステージバランスを

先生に見てもらった日です。何もない舞台に役者だけで景色やイメージを創る作業は

とてもクリエイティブで楽しいです。気持ちが入ります。

今日、実は役者の間で衝突が有りました。いや、先輩からの根本的な指導かも知れません。

何れにせよ、本番に向ける情熱と焦りが生んだトラブルだと思います。

そのエネルギーを初日へぶつけて行ける様、日々精進して行きたいです。

良い舞台、楽しい舞台が出来るように。

宇宙堂団員 奥山 隆

 

2004-4-4 (日)   

石村さんの芝居を皆で観劇した。

自分の感想だが、役者が素の自分に返る所が印象的だった。

素の役者が、役の内容を話す。

これはスズナリという小屋をうまく利用していて、役者それぞれが個性的で笑えた。

石村さんも前に観た時よりも存在感があり、正直くやしかった。

そして『アオイバラ』よろしくお願いします。

宇宙堂の皆の感想も聞いてみたいものだ。『アオイバラ』やりぬこう!!

宇宙堂団員 吉田 裕貴

 

2004-4-1 (木)  

今日は急遽千鳥ヶ淵へ行って来ました。桜、桜、人、人、人。

いつものようにスタジオでストレッチなどのメニューをこなしていたら、

えり子さんから電話が入り皆で向かったのです。

戦没者墓苑を参拝しました。がらんとした敷地に佇む本屋。

それでも献花を供え目を閉じると熱い想いがこみ上げてきます。

身元不明の戦没者たち。彼らの想いを、生命を、

私たちは繋いでいかなくてはならないと改めて確信しました。

その後、ボートに乗った人もいます。夜の花見も凄い人でした。

あまり桜の見えない一角でミーティングをしました。

さて、いよいよ四月です。桜咲く、バラも咲かそう。。。

宇宙堂団員 太田 衣緒

 

 

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