2004-3-31 (水)  

稽古場をスタジオに移して10日近く経ちました。

本日は、体を温める簡単なゲームやストレッチ、発声に始まり、

劇中に入るリズムやダンスの稽古に集中しました。

演技の幅を広げるためにエチュードという即興の芝居を稽古に取り入れることが

よくあるのですが、自分の芝居に対して「きもい」と最近よく言われるようになりました。

宇宙堂に入団して2年目に突入しましたが、

ここ数週間の間に僕は「きもい」キャラとして扱われるようになってしまいました。

何故なのでしょうか・・。「きもい」と言われて少し傷付く自分と、

少し喜ぶ自分を感じる今日この頃なんです。

本番にこの「きもい」キャラが活かすことができるのか不安なのですが、

今できることをフル活用して頑張っていきたいと思ってます。


 

宇宙堂団員 多賀 健祐

 

2004-3-29 (月)   

楽器を使った表現をえり子さんに見ていただいた。

「思いを外に出す」「人に伝える」を意識して楽器を使うのがとても難しかった。

日常「外から見える自分」にあまりにも無意識だった事に気付き、まず反省。

客演の方々や先輩の演技をよく観察し、

視線を現実逃避させないでしっかり目を開いて伝わる表現を身につけてゆきたい。

毎日努力と勉強だ。


 

宇宙堂団員 後藤 美紀

 

2004-3-28 (日)   

あ〜!!効く〜!!

理容師をしていた佐藤恵美さんの頭のマッサージは、さすがに気持ちいい。

スタジオに入って一週間。ちょっとずつ疲れも溜まってきたのではないかということで、

今日はストレッチの後に二人一組でコミュニケーションマッサージを行った。

マッサージをしつつ、コミュニケーションをとり、

お互いの緊張してしまっている体の部分を指摘しあう。

あちらこちらから、あ〜!という吐息が聞こえてくる。時には悲鳴も。

劇団員たちのリラックスした顔がとても可笑しかった。



 

宇宙堂団員 木村 真弓

 

2004-3-27 (土)   

アクションの練習中、鼻の下を殴られた。

「鼻の下」は通常、よほどのハナペチャでないかぎり打撃をもらうところではない。

照れて「伸びる」という、体の中でも一、二を争う可愛らしい箇所である。

そんな部分が殴られた。えらく恥ずかしい。相手は「ごめん」とか言って、

乙女みたいな格好で停止している僕の恥ずかしさを盛り上げる。

 アクションでパンチをもらう時、リアクションをとる受け手は、縦にしたままの首を

クルリと横に回転させて当たっている様に見せかける。僕は首の回転が下手で自ら

”人中”と呼ばれる急所にパンチを貰いにいった。

顔に当てない稽古で当たりに来るのだから殴る相手は嫌だっただろう。

そして僕は相手役にボディーブローを打つ時、寸止めするのが下手だ。

相手役の多賀さんの腹部に85%の確立で当てた。

まだ始めたばかりだから仕方ない。頑張ろう。

 周りを見てみる―――。皆苦手そうだ。女同士、男同士に組んで練習している。

カチコチのロボみたいな構えで不気味な間合いを測っているいる人の拳が確実に相手の

顔面を捉えている。3期/田辺愛美の顔面にナックルをぶちこんだ木村絵里さんは

”喰らったのはあなたですか?”と言いたくなる様な凄まじい詫び顔になっていた。


 

宇宙堂団員 梅原 晶太

 

 

2004-3-25 (木)   

今日は打楽器・ダンスをイメージをつけてもらいながらの稽古。

しかしどうも「やらされてる」「踊らされてる」という感じで自発的にどうも見えない。

外側に出しておらず、内側にしか発していない。

純粋に楽しんで恥をかくというが出来ていない。

えり子さんから「相手に伝える事を大事にして、頭を柔らかくしてイメージを広げて下さい」

と言われた言葉。皆ぐうの音も出ない。リズムや振りにとらわれ過ぎていた。

この言葉を胸にとにかく自分を完全に解放させるのみだ。

 

宇宙堂団員 谷口 幸穂

 

2004-3-23 (火)  

「ハッギガァグワーンバブウェツラグゥッフォッ」

私は腰を痛めています。

毎度行うマット運動で、調子こいてやりすぎたとき、

擬音語にするとこんな感じの痛みが響きます。

明日、ハリを打ってきます…。

今日の稽古は、ウォームアップ、ストレッチ、筋トレ、発声、打楽器、マット運動、

ヒップホップ、ジャズ...舞台に立つ為の土台作りはとても大事です。

腰のお陰でやりきれない事がもどかしく、元々やれないことも腰のせいにしてみたり。

踊りでも打楽器でも、自分と周りとのチラッとした瞬間の

一体感を拾える回数が増えるほど、楽しくなってきて、

思わず口を閉じるのを忘れてしまいそうになります。明日も頑張るぞい。


 

 

宇宙堂団員 塚本 花子

 

2004-3-22 (月)   

今日から「アオイバラ」の本格稽古が始まりました。

劇団員だけでなく、土屋さんや客演の方達も交え、

現在の状況把握と今後の動きなどを話し合いました。

初めて舞台公演に参加する自分は、「こんなに大変な事がいろいろあるんだな。」

と少し戸惑いましたが、大変でも演劇をやれるという気持ちの方が強いので、

新人ですが周りの人達に、迷惑をかけない様にがんばっていきたいです。



 

宇宙堂団員 戸沢 俊啓

 

2004-3-17 (水)   

晴れ、つねに突風なり、春の嵐、いや愛の嵐。その上春の目つぶし。かつおぶし。

そんな中、雨にも負けず、風にも負けず稽古場に行きました。

今日はヒップホップの稽古のはずが僕がやるとビーバップになってしまう。

これではマズイと、とにかくよーく先生の動きを見て曲を聞くが、

ダンスと言えば、アラレちゃん音頭、音楽と言えば四畳半フォークの僕には至難の業。

情けない、これが21世紀の若者の姿なのか!

しかし、僕の前では華麗に踊る座員の姿。 あの人は何を食べているのだろうと思ってしまう。

マイケルジャクソンとマイクタイソンぐらいの違いである。

あ!二人とも変り者の所は似てるからいいや、と変な納得をして、

自分を慰める今日この頃である。

宇宙堂団員 新井 和之

 

2004-3-16 (火)  

「リズムを刻む」

型にはまらず、自身の身体を実験材料としてその反応と出会い、それと語り合う。

その瞬間、我々は至福の時を得られるであろう、人によるるが、、、。

バカも杓子も踊れりゃ踊る、そんじゃ我々如何する?

困っちまった、困っちまった、さぁどうしましょ、どうしましょ?
 

宇宙堂団員 藤原 哲平

 

2004-3-15 (月)  

コミニュケーション こんにちは、四期生の東北っ子佐藤です。

外は寒いがワークショップで元気だぜ!

えーと今回はマット運動でした。気持ちは得意げに実際は…。

さて 奥山さんと梅原さんに指導うけつつ回った跳んだ

特に同期の塚本さん「君はティンカーベルにゃの!?」位にファンタスティック!

そして私は倒立に四苦八苦

筋トレしなきゃな!クハッ!

理容師あがりの私にとって何もかもが物珍しくもあり楽しくもあるのです。

明日はダンスだ ダンスか ・・・

うんにゃ はりきってやってみよう!

宇宙堂団員 佐藤 恵美

 

2004-3-12 (金)  

今日はワークショップだ。いつもの柔軟体操から始まる。

宇宙堂に入って、自分の身体が硬いと思い知らされた…。う〜む酢でも飲むか。

そして「フィッシュ」というエチュードを初めてやった。

これが、とても面白く、白熱する!

文章で説明するのは難しいが、簡単に言うと、各チームにお題が与えられ、

リーダーになった人は、そのお題から連想される動きをする。

その動きを皆が真似していくというもの。自分がやるのも、モチロン面白いのだが、

他のチームを観ているのも、大変興味深い。笑いの絶えないエチュードだった。

さて、休憩をはさんでマット運動だ。中学生以来なので、なかなか、感覚が戻らない。

昔なんてことないものが、できなくなることほど悔しいものはない。

今日の私の個人的な目標は、倒立前転の倒立をキレイに3秒以上保つことだったが、

成功したのはたったの一回だった…。

次こそがんばるどー!!

宇宙堂団員 加藤 記生

 

2004-3-10 (水)  

今日はHIPHOPのレッスンです。

UPとDOWNのリズムのとりかたを中心にやりました。

DOWNの時は靴ひもを結ぶ態勢をしてみるとコツがつかみやすいそうです。

リズムをとるときには@リズムを体で感じる。A背中とひざをやわらかく使う。

BUPがあってDOWNがありDOWNがあってUPがある。

ということを意識することが大切です。

さてリズムの練習がおわったところでいよいよ振りに入ります。

さっきの基本をいかしてといいたいとこですが、

どうしても振りにおわれてしまいなかなかそうもいきません (;^_^

もっとかっこ良く踊れるようになりたいなぁ。

外は寒いのに汗をびっしょりかきました!

HIPHOPのあとは近藤さんによる打楽器練習です。

私たち4期は初めて近藤さんにお会いしました。

まずグループにわかれてケチャもどきをやりました。

自分のパートに精一杯でなかなか周りのパートを聞くとこまでいかないのに

近藤さんはちょっとずれた人がいるとすぐ気付いて

ホント耳がいいんだなぁと感心してしまいました。

そのあとチリカラと三連符をやりました。

みんなで輪になってリズムを刻むのがとても楽しく

あっという間に時間がすぎてしまいました。

今日はHIPHOPと打楽器練習ととてもハードな稽古でしたが

その分とても充実した内容になっていたと思います。


宇宙堂団員 川崎 侑芽子

2004-3-9 (火)  

三月九日、菅原先生ダンスデビュー!

デビューするのはあたし。よろしくお願いします。

そもそも私、 『運動神経は母のお腹に忘れてきました』 という程身体が動きません。

情けないので、皆に悟られてはならん!とがんばってみるのですが

隠しても隠してもにじみ出てしまうこの切なさ、お分かりいただけますでしょうか?

それでも入団してから先生方や先輩方によく言われるのが

「イメージを大切にして」という事。当たり前な事の様でも改めてなるほどーと思います。

ただ出来ない〜とヘコむのではなく、

動ける人を観察してそのイメージを持ってやってみる、

ダンスにしても同じで、与えられた振りをなぞるのではなく

その動きの意味や世界のイメージを思い描きながら踊ってみる。

まるで違ってくるのであります。すごいやー!

まぁあくまで 『当社比』 なので傍目から見てどうかは微妙ですが、

今後に乞うご期待という事で…。

ダンスの振りに入る前に行うストレッチからオーディション課題でも踊ったダンスまで、

菅原先生のお言葉に目から鱗落ちっぱなしの初日なのでした。

宇宙堂団員 東澤 有香

 

2004-3-3 (水)  

5回目になるヒップホップのレッスン。

新人の中にも経験者はいない、また1からのスタート。

大音響の中始まったストレッチ、腹筋、腹筋、腹筋。新人の手前、キツイ…とは言えない。

腕立て、しかし震える腕は隠せない。そして振りの前にいつものアップダウンの基礎訓練。

始めてから2秒で先生は音楽をお止めになった。やっぱり全然なってないらしい。

丁寧な指導を頂き、あとは各々鏡を見ながら必死に練習。

鏡をみると自分の身体がいかにイメージ通りに動いていないか再認識する。

みっともない。リズムをとれば演歌調。公演まで後1か月と半月。

なんとかしなくてはいけない。

レッスンの最後、今までの振りに加えて、今日はダンスバトルをした。

それがダンスに見えたかどうかはさておき、みんな気の狂ったように激しくのっていた。

来週は新しい振りに入りたいと先生はおっしゃった。

振出しにだけには戻らないようにしたい。

宇宙堂団員 木村 絵里

 

2004-3-2 (火)  

入団式を終えて、初の稽古!! ダンスレッスン!!

先生はオーディションで振り付けをしてくださった菅原先生です。

僕は得意ではないですがダンス大好きなので、とても楽しみにしていました。

まず柔軟をやり、菅原先生のオリジナルエキササイズをしました。

このオリジナルエキササイズですが、プリエやルルベなどを腕の動きや、

体自体の動きも合わせて足のポジションを替えながらやっていくもので、

特別激しい動きはないのですがとてもキツかったです。

もうなんで?っていうくらい僕は先生とは違う有様でした。

先生はエクササイズからしてダンスのように格好良い!!

でもこういう基礎が出来ない限り一生格好良くは踊れないんだと感じ、

絶対これから食らいついてがんばっていこう!と決意しました。

その次に、イメージを体を使って表現する稽古をしました。

いり卵やチョコレートパフェを体を使って表現したり、

3グループに分かれてそれぞれに決められたお題を表現しました。

僕たちのチームのお題は「六本木ヒルズ」。いり卵の時もそうでしたが、

え…?って感じで、そのお題を思いついた先生がすごいなと思ったりしていました。

でも、先輩の劇団員の方たちはそれらのお題を堂々と自分なりのイメージや発想で

伸び伸びと表現をしていました。僕は頭が固い!

もっと体で、自分の感覚を信じて怖がらずに動けるようにならないとダメだ!

と気づかされました。

最後は本番で使うかもしれない振り付けのレッスンでした。

オーディションでも使われた振りなので、

これはやってやるぞと意気込んで臨んだダンスの最中、

目に入った鏡の中には想像していたものとはかけ離れた自分の姿。

もう、なにこれって感じでショックでした・・・。

結局自分は意気込みとは裏腹のいいところなしの初稽古になってしまいましたが、

己を知れてよかったと思っています。

これからいろいろな課題をひとつずつクリアして、絶対成長してやるぞ!

と静かに燃えた稽古初日となりました。


宇宙堂団員 和田 広記

 

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